「あら。ほんとに起きたのね。家の前で倒れてたから家に入れたんだけど…」

「あ、ありがとうごさいます。」

「母さ~ん。起きたのか?」

スウェットに着替えた赤也が入ってきた。

「切原赤也~!?(えっ…ここテニプリの世界!?)」

ーああー

「「「えっ!?」」」

少女は赤也を見て叫んだ。

「何?あんた、俺のファンなわけ?もしかして、家の前で倒れてたの、俺ん家って知ってたから?」

赤也が少女を軽く睨みながらいった。

「えっ…えっ…ここって切原さん家ですか?」

「おいっ!!俺のこと無視すんなよ!!」

「ああ、そうだよ。君は?」

「あっ……えっと…」

ー隣に引越してきた、宮川 優といいますー

「隣に引越してきた、宮川 優といいます。」

「優っていうの?可愛い∨」

「抱き着くのはちょっとやめて下さい…すいません…」

「いいのいいの。私もいきなりだったしね。私は心亜。赤也の姉で高1よ。よろしくね。」

「私は母親の美和よ。よろしく。」

「俺は父親の真だ。で、知ってると思うがこいつが息子の赤也だ。よろしくな。」