優が部屋のドアを開けていった。

「さすが、跡部さんちの別荘………ってそろそろいかねぇと怒られちまう!!」

「あっ、ほんとだ!!急ごっ!!」

「遅かったね(黒笑)」

「「ヒィィィ!!ご、ごめんなさい!!」」

「次遅れたら…フフッ」

幸村の言葉をきいて、そこにいる人達が顔を青くした。

「せ、精市…そ、そろそろは、始めないか?」

「そうだね。じゃあみんなはランニング30周してきて。優は柳に仕事内容を教えてもらって。」

「仕事内容知ってるんで、柳先輩もランニングしてきて下さい。」

「えっ!?誰かに教えてもらったの?」

「いいえ。」

「マネの経験アリ?」

「う~ん、一応テニスやってますから……これでも強いですよ?(ニヤ)」

ちょっと挑発してテニスをやろうとする優。

「へぇ~。」

「やりません?」

「やめとくよ。」

「負けるのが怖いんですか?」

「宮川!!」

「なんですか?真田先輩」

「ふざけるのもい……「やってあげるよ。」幸村!!」

「そこまでいうなら勝つ自信あるんだよね?」

「はい!バッチリありますよ!」

「じゃあ、やろうか。ラケットはある?」

「はい。持ってくるんで、ちょっと待っといて下さい。」


少女はある少年にお願いをする…