「優はここに座るんだよね?」

そう言って自分の隣を指差す幸村。

「いやです!!私は赤也の隣がいいんです!!」

そう言い切って赤也の隣に座った。

「優~!!」

優の言葉に少し感動した赤也は優に抱き着いた。

「ずりぃ!!俺にも抱き着かせろ!!触らせろぃ!!」

「無理っスよ。優に触れられるのは、俺だけっスよ!」

「そうなんか?」

「はい…」

「ム~……じゃ、お菓子あげるぜ!」

そう言ってブンタは優にクッキーを3枚あげた。

「ありがとうごさいます。」

お菓子をもらった優は、クッキーを両手で持ちサクサクと食べ始めた。

「「「(リスみたい!!)」」」

「…寝てもいい?」

「いいぜ。着いたら起こすから安心しろよ。」

「う…ん…スー…」

優は赤也の肩に寄り掛かり寝てしまった。

「ほんと可愛いな~フフッ」

少女は少年のそばにいたがる…