赤也side

「ただいま~」

家に入ると姉貴がでてきた。

「赤也、おかえ…えっ!?ちょっ……ちょっ…お母さ~ん!赤也が女の子連れてきてる~!!!」

「姉貴うっせぇよ!!」

「赤也…いくらその子が可愛いからって誘拐はダメよ!!」

「えっ!?赤也その子誘拐してきたの?」

「バカ親子!!違うから。こいつ家の前で倒れてたんだよ。」

「お前の知ってる子か?」

「いや、知らねぇ。でも、ウチの前で倒れてたし、気失ってるみたいだから、一応連れてきた。」

「あら。じゃあ、少し寝かしといた方がいいわね。赤也、自分の部屋に連れて行きなさい。」

「なんで俺の部屋なんだよ!!姉貴の部屋でいいだろっ!!」

「いいじゃん、別に。ほらっ!早く寝かせてあげて。私がその子についとくから。」

「赤也、早くしろ!!お小遣い減らすぞ!!」

「……わかったよ……」

そして、俺は女の子を自分の部屋に連れていき、ベットに寝かした。