ーそれは…俺からのプレゼントだ。こっちにいる間はその通帳を使え。ー

「ありがとう。一千万か。全然足りるね。」

「「「……(呆然)」」」

切原家のみんなはきいたことのない金額に呆然中。

「あれ?みんな?」

「「「はっ!!」」」

「そろそろ帰らなくていいの?もう8時過ぎたけど…」

優は時計を指差した。

「あっ、ほんとだ。そういえば腹減った~メシ~」

「そうね。そろそろ帰りましょうか。」

「ねぇ、お母さん!私、優ちゃんと食べたい!!」

「俺も一緒に食べたいな。どうかな?優ちゃん。」

「あっ、遠慮しときます。」

「遠慮なんかしないで。ほらっ!早くおいで。」

結局、優は強引な美和に言われ、行くことにした。

「(人と一緒にご飯食べるのって何年ぶりだろ……)」

神は少女に沢山のプレゼントを贈る……