オトメギキョウ

「(なぁ、シルフェ)」

ーどうしたー

「(俺ってここにいる意味あんの?)」

ー……あるんじゃないか?ー

「(うわっ、質問を質問で返された)」

「オギャー」

「オギャー」

赤也がシルフェと話していると赤ちゃん達が同時に泣き出した。

「優!優也と桔梗が泣き出した!」

「分かってるよ。隣りにいるんだから」

そう言いながら、泣きやんだ優は桔梗を抱き上げ、あやし始めた。

「よーしよし。赤也は優也をお願いね」

「おう!よーしよし」

「ねぇ…」

二人が子どもをあやしていると優のお母さんが話しかけてきた。

「何?」

「今さらなんだけど、優結婚したの?」

「「えっ?今さら!?」」

「今さらで何が悪いのよ……で、どうなの?」

「去年結婚して2ヶ月前に双子を産んだの。」

「「……マジで?」」

「改めて、初めまして!優の夫の切原赤也っス!テニスプレーヤーやってます!」

「は、はぁ……」

「これからよろしくお願いします!お義父さん!お義母さん!」

「「こ、こちらこそ…」」

赤也に対して少しギクシャクしている優のお母さんとお父さん。

「お父さん!お母さん!こっちが桔梗でこっちが優也だよ」

「あらっ、可愛いわね~」

「抱っこしてみる?」

「いいの?」

「うん!」