赤也side

「優に会いてぇ~」

部活が終わり、今は帰り道でもうすぐ家に着くところ。

そして家が見えてくるのと同時に家の前に何かがあるのが見えた。

「優だったらいいな~……そんなわけねぇか」

俺はそう思いながらも少し期待して小走りに近寄った。

「えっ!?……優!?」

そこにいたのは気を失っている優だった。

ガチャッ!!

「ただいま!!」

「おかえり!えっ!?優ちゃん!?」

「おう!正真正銘の優だぜ!」

「「えっ!?優ちゃん!?」」

リビングから出てくる家族は優を見て驚いた。

当たり前か。

俺も驚いたし。

「本当に優ちゃんだわ!!」

「赤也!早くベットに寝かしてあげなさい!!」

「おう!」

「帰ってきたんだね。」

「あぁ」

「今日の夕食は豪華にしないとね」