その後、優も一週間で元気になり、学校をかえ、心を開いていた。

しかし、自分の過去は話そうとしなかった。

そして、ちゃんと心から笑うが毎晩赤也を思い泣いた。

「ヒック…ヒック…赤也…あか……や…ヒック…」

ー久し振りだなー

「グズ……シル、フェ?…ヒック」
ーああー

「どう…した…の?…ヒック…」

ー切原赤也に会いたいか?ー

「…会える……なら…ヒック……会いたい、よ……ヒック……」

ー願いを叶えてやってもいいぞー

「えっ……ほんと…に?」

ーああ。お前はこっちでも心を開いているし、それに……お前達二人には繋がっているものがあるからなー

「……繋がってる……もの?」

ーああ…で、どうするんだ?会うのか?ー

「会いたい……」

ー今度行ったら戻ってこれないぞ。プロのテニスプレーヤーじゃなくなる。それでもいいのか?ー

「いいの……赤也がいるなら……」

ーわかったー

そして、少女はまた光に包まれた…