ー初めまして。切原家のみなさんー

「「「!?!?」」」

ー俺はシルフェ。時の神様で優をトリップさせた者だー

シルフェの声がみんなに聞こえるようになり、みんなはあたりを見回した。

―俺の姿は誰も見ることができない。ところで切原赤也はこれでもまだ信じられないか?―

「……信じてやるよ。」

ーああ。…お前らが全員信じたところで俺が優をトリップさせた理由、優の過去について話そうと思うー

「やだ!!やめて…もう、いやなの…」

―さっきお前は人を信じるといっただろ。こいつらはお前のことを信じた。今度はお前が信じる番だ―

「っ…」

優は下を向き、シルフェは話し始めた。

ーでは、話そうかー

少女の過去が明かされる…