▽ゆめ恋▽




肩を叩かれた。 


「あっ!」






―――カランカラン。 




香水が割れた。 





「あー!!」


「ごめん澤田!ごめん!」 

「あ、えっと…」

かなりのショック…。 


「ちょっと、こば〜!これ昨日買ったばっかなんだけどー!」

まゆが呼んだ名前。 
こばって…小林…裕希? 


「いいのいいの!安かったし。全然気にしないで。」



小林裕希と朝からしゃべれるなんて…


香水よりそっちのほうが大きかった。