肩を叩かれた。 「あっ!」 ―――カランカラン。 香水が割れた。 「あー!!」 「ごめん澤田!ごめん!」 「あ、えっと…」 かなりのショック…。 「ちょっと、こば〜!これ昨日買ったばっかなんだけどー!」 まゆが呼んだ名前。 こばって…小林…裕希? 「いいのいいの!安かったし。全然気にしないで。」 小林裕希と朝からしゃべれるなんて… 香水よりそっちのほうが大きかった。