「ただ、こいつと同じ委員に入りたくなかっただけだし・・・。」
荒月が私に聞こえるように呟いた。
ふーんだ、私もアンタとは同じ委員に入りたくないもんね。
私はこれでほっとしたもん。
べぇ~だ。
本当に荒月はムカつくやつだなぁ~。
まぁ、不良だしなぁ~。
・・・そういえば不良なのに、
どうして学校に来てるんだ?
不良やめたのかな?
学校でも暴力ふるわないしさ。
まぁ、あんな奴の事はどうでもいいけどね。
なんやかんやと考え事していたら6時間目が終わった。
荒月は図書委員のとき以外一回も手を挙げなかった。



