キーンコーンカーンコーン。 同時に4時間目の終わりのチャイムが鳴り、 先生はドッヂボールの終わりの笛を吹いた。 わずかな差でA組が勝った。 F組の人は流本と荒月以外、 私をにらみ不機嫌そうに帰っていった。 流本は私を励ましボールを片付けた。 荒月はいつもの冷たい顔で去っていった。