狼と赤ずきん。






流本と咲が必死で呪文を止めようとしている。




でも、呪文は一向に収まらない。




荒月は空を見て何かを考えている。



私は、ただボールを持ち、


呪文を聞かないように顔を伏せた。





どうしたらいいんだろう・・・。



ふいに、自己紹介の時の失敗を思い出してしまった。




また、過ちを繰り返してしまった・・・。





荒月。








私、泣いちゃいそうだよ・・・。