狼と赤ずきん。





後半戦。


F組のだいたいの人が外野に行き、


やる気の無さで見物者になっている。




そのころ、やる気のあるグループ。


つまり私たちは、



私と荒月は、まだ生き残っていて、


流本はボールを人に当てても内野に入ってくる気配は無い。




私はバテバテなのに、



流本と荒月は汗も掻いてないし、



息切れもしていない。



ありえない!


超人だよ!


どんだけバスケで鍛えてんだよ!?



2人は疲れを感じないほど楽しんでいた。



2人とも面白いや。



今の荒月は狼じゃない姿であった。