「あの、私はここで待ってます。」 西塔さんの家は可愛らしい薄ピンクの家だった。 「わかった。待ってて。 今、アルバム取ってくるから。」 お兄さんは家の中に入って行った。 私は玄関の前で待った。 荒月に襲われそうになってから 私は警戒心が強くなってしまった。 いや、お兄さんはそんな人じゃないと分かってるよ。