狼と赤ずきん。




「あなた…ユキちゃんに似てるわ。」



「へ…?」



おばあさんはそう言って去っていってしまった。


私が…ユキさんに似てるって…?



「行こう。」



流本が言った。



私たちは何もしゃべらないまま自分の家に帰って行った。