「隣の家の娘さんじゃった子じゃよ。 そのとき高校生じゃったが、大人しくてとてもよい子じゃった。」 もしかして…その人がこの指輪の…。 「ちぃと喋りすぎてしまったかの。 とにかく彼は良い子じゃ。 どうかこのまま彼の支えとなっていてくれ。」 おばあさんが私にほほ笑む。