おばあさんは優しく微笑む。 「良い子じゃったよ。 ちょっと元気が良すぎたが、良い子じゃった。」 そうかそうか、荒月にもそんな時代があったのか。 それがあんな狼に進化してしまって…。 「それがなぁ、両親を亡くしてしまったんだ。」 おばあさんは急に声を低くする。 えっ、両親を?