狼と赤ずきん。




私たちは荒月の家を出る。



「よっくわかんねぇよな、荒月って。」



でも、流本の顔は笑っている。



そんな荒月を嫌いじゃないって言うのが伝わってくる。


あっ、指輪ずっと手に持ってた。



返さなきゃ。



欲しきゃ持ってけって言われたけど、正直こんな汚れたのいらない。




「君たち、リュウくんの友達かい?」




突然、80くらいの年老いたおばあさんに話しかけられた。


リュウくん?