咲の家からの帰り道。 またあの猫に会った。 やっぱりあんたは黒猫だ。 不幸を呼ぶんだ。 「ニャ~オ。」 ほら鳴いて不幸を呼ぶんだ。 あっ、行っちゃう。 私は猫の後を追いかけた。 この道は不幸への道って分かっていても追いかけてしまう。 変えたいんだ。 この状況から、自分から行動したいんだ。 そして・・・着いた場所が… ≪荒月≫ という表札を掲げたボロイ家。 これって・・・