狼と赤ずきん。





「白杉さん!一緒に帰ろう?」



おっとっと。



ここで意外な助け舟。



西塔さんと佐倉田さんが私に寄り添ってくる。




「一人で校門通るのはやばくない?」



どうやら心配してくれたみたい。



心強い。



「3人で通れば怖くない!!」



そう言って私たちは勇気を振り絞って、校門を横切った。





奴らが私たちを見ている。



見るな気づくな、何も言うな。