狼と赤ずきん。




「あれ?クスギどうしたん?」


咲だった。


隣には流本がいた。


ほっとした。


そして、後ろを振り返ってみた。


不良たちはいない。



良かった~。


私は咲きたちと帰ることにした。



「本当にクスギ、何があったの?」



咲きがしぶとく聞いてくるが

私は「教えない。」の一言で済ませた。



だって、猫のあとついて行ったら


不良に襲われそうになったなんて恥ずかしい事言えないもん。




やっぱり、咲たちといると落ち着く。



私は久しぶりに咲たちと家に帰った。