「・・・私はそんな柚が大好きなのよ!!!」


すごい勢いで京子が抱きついてきた。

嬉しいけど・・・く、苦しい・・・。
手加減というものを覚えてください、一ノ瀬さん。


けれど、京子の愛情表現は5時間目の始まりのチャイムで途中止めになってしまった。
京子は唇をとがらせて自分の席に座った。



先輩に彼女がいてもいなくても


私が先輩を好きなことに変わりはないから。



大丈夫。






今までどおりでいいんだよね。