「さっきコンビニ行ったら珍しく売ってたから買ってみたんだ」


「珍しすぎですよ・・・」



コンビニも、先輩も。



「2個買ったから、柚ちゃんに1個あげる」



熱いはずのあんまんが急にいいくらいの温度に感じた。
先輩からの、プレゼント。



「あ・・・りがとうございます」


「ははっ!何でそんなにカタコトなの?」



また私の顔は赤くなったと思う。
先輩が笑うたびに私の全身の細胞が反応する。



「わっ!もうこんな時間だ!」



先輩は腕につけているオシャレな時計を見て驚いた。