凛に電話をすると、笑顔で出てくれて
『今蓮と遊んでるんだぁ』って言った。

…隣に…蓮はいるんだよ?

「ねぇ蓮…私が“恋”…していいのかなぁ?」
「いいに決まってんじゃん。恋しろよ。心にまで嘘つくなよ」
「だね…」


「ねぇ凛。」
「ん?もう切りたいんだけど…」
「聞いて‼私…蓮が好き。凛は友達だけど…私好きなの‼」

凛に気持ちを伝えたけど、電話越しに『チッ』っと言う舌打ちが聞こえた気がした。

「ねぇ雅…アンタ人の彼氏奪いたいの?最悪ね。蓮は私の物に決まってんじゃん‼」

その時…私は久々の涙を流した。