違いない、と心の中で自答する。


それでも慕ってくれた彼女。


彼女は、美しい。


外観は勿論の事、何より内観、心が綺麗だった。


それを含めるならば、その美しさは幸福をも越えるだろう。


何が遭っても。


例え汚れ、血に穢れても。


心は美しいまま


思っていた。


信じて、いた。











しかし、ヤナセは世界に裏切られた。


気付かされた。