桐は決めた。

思い込みだろう。でも桐は決めた。


此れは私の使命なのだ。


一人の人間として、

ジャーナリストの一人として



私は父と母から受け継いだ此の血を、一滴残さず全て運命に捧げよう。









彼女を此の世に残す為に。


『存在理由の劣等感』
(ゴーストオブアイデンティティー)
を亡くす為に。


私は戦おう。








世界と。