ゴーストオブアイデンティティー

真逆の空気で立っていた。

色で例えるなら、昨日は赤で、今日は、青。


しかし、

逆に言えば、これが普通なのだ。

普通というより、
「偽造世界の解読者」での闇風の、本来の姿なのだ。

幸福に見せる態度の方が、実際は極めて珍しい。


今の、この冷徹な雰囲気だけは、幸福に似ていた。座敷家特有の、冷めた雰囲気。

誰も近付かせない、見えない人との防壁。


屈強な兵士でさえも、圧倒的に気圧されていた。

闇風は口元を歪め、


「あらあら大層な歓迎っぷりね、チキンボーイ?それとも何?チェリーボーイ?キャハハ!!可っ愛い!!それともそれともマゾヒスト?嫌ねまったく!」

挑発した。

英語圏では眉を潜めるような言葉をまくし立てる。

「いやっ、え?反論なし?キャハ!もしかして感じてる?感じてる?チェリーなクセして!?ああ見たくない見たくない。そんな坊っちゃん達は自分独りで慰めて?キャハハ!!くくく…!Fuck Up!!」