ゴーストオブアイデンティティー

「何でもねえ。寝ろ、倉崎桐。傷口が開くぞ。僕は寝る」


そう言い、目を閉じる。

「ちょっと待って!運命を探しに行かないの?」


「行かねえ。第一、場所は分かってる」



…今何と言った?
場所は………分かってる?


「え?」

「うぜえ。二度言わせるな。場所は分かってる。だから行かねえ」


「何で分かるのよ!?」

「僕は…あいつで……あいつは僕だ。だから分かる」

運命と、同じ事を幸福は言った。


「あぁもう!?じゃあ、なんで今行かないのよ!?」


また、幸福に舌打ちされた。


「………3日待て。そしたら行く」


「……………3日?」

「ああ、3日だ。そうすれば、終わる」