「…幸福に会う為には、必要な事?」



「……………ええ」


「分かった…運命は、裏切らない。信用…する」

桐は、頷いた。


「じゃあ、行きましょう、運命。……貴方の在るべき世界へ」






桐は運命の手を引き、運命は其の手を握り返した。















座敷幸福と暗忌運命。


二人が再会したのは、


其れから三十分程の事柄であった。