ゴーストオブアイデンティティー

遊び心の様な其れは、桐に訴えるが如く重たい塊で。


幸福は幸福で、運命は運命…


抑揚の無いはずの声色で放たれる言葉の弾丸が、桐を撃ち倒す。






「運命は…幸福に会いたい」




「……そう、なの」

桐には分からない。
運命がどうしてここまで幸福にこだわるのか。


幸福とは、何だ?

運命に「会いたい」と言わせる程の人物。





…あの時、子供の時、私は幸福と何を話したんだろう。


思い出せない。

思い出せない。

思い出せない!!