ゴーストオブアイデンティティー

そんな恐怖などに負ける訳にはいかないんだ。


運命を、私は守る。



「運命、分かったわ。幸福は、生きてる。認めるわ。でも貴方は幸福に会ってはいけない」


「何故?」

「運命、彼等に何をされてたか知らないの!?」


彼等…座敷家。

実験体にされているのを知らないのだろうか。


多分、知らないのだろう。

その前に解さないだろう。

自分の存在を。


「………?」

案の定、運命は首を傾げるばかりだった。


桐はため息をつき、運命の前に座り込んだ。