幸福はリヴォルヴァーを取り落とした。
ただ茫然自失に、走り去るバイクを見ていた。
顔には、倉崎 桐のものと思われる血痕が付いていた。
気付かなかった。
渦巻く。なにか。
踊り狂う。幸福。
隙間だらけ。極限状態。
状況不覚。感情疲弊。
………………成程。
妙に冷静になる。
そういう、事か。
なつかしい。
こいつは笑える。
僕は未だ人間、という事か。
忘れてはいない。
忘れてはいけない。
人間であるが故に付きまとう、此の無様で不様な感情。
―――――劣等感――――――
ただ茫然自失に、走り去るバイクを見ていた。
顔には、倉崎 桐のものと思われる血痕が付いていた。
気付かなかった。
渦巻く。なにか。
踊り狂う。幸福。
隙間だらけ。極限状態。
状況不覚。感情疲弊。
………………成程。
妙に冷静になる。
そういう、事か。
なつかしい。
こいつは笑える。
僕は未だ人間、という事か。
忘れてはいない。
忘れてはいけない。
人間であるが故に付きまとう、此の無様で不様な感情。
―――――劣等感――――――



