おもいっきり力をこめてあたしの両手を抑えている龍ヶ峰の左手を振り払う。
そして右に三歩ほどよろよろっと歩き、心にもない言葉を龍ヶ峰にぶつけた。
『あんたって本当に最低!!
裏表あって、猫かぶって、女騙して……
今まであんたが付き合ってきた女の人たちはこのまま受け入れたんでしょ?!?!
バカにしないで!!あたし、頭は悪いけど世の中ぐらい知ってんの!!
騙されて欲しいならあたしなんかじゃなくてこの学園にそこらじゅうにいる頭が良くて美人なお嬢様と付き合いなさいよ!!!!』
そう言い捨てるとあたしは背中を押さえながらエスカレーターを急いで駆け上がった。
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