その自称王子様はあたしを一回片手で持つと地面の上の荷物をひょいと軽がる持ち上げて走りだした。 息が切れることもなくすごい早さで走り続ける。 まるでここの庭の草を撫でる風のようだ。 あたしはその人の顔に目が釘付けになった。 ※