「ゆぅか〜〜!! はやくご飯食べなさーいっ!!!!」 『はぁ〜い』 新品のスカートをひるがえしながら階段を駆け降りるあたしの顔に自然と笑みが広がった。 「優花、今日から寮生活でしょ? 家のご飯もしばらく食べれなくなるんだから今日たくさん食べなさいよ。」 そういいながらならべる料理の数々はあたしの好物ばかり。 お母さんのさりげない優しさがなんだか胸にじんわりとしみた。 ※