体をくすぶる不思議な感覚に耐えきれなくなって耳を押さえるために手をおそるおそる耳へとのばす。 するとその手を勢い良く壁へと押しつけられた。 「へぇ……龍ヶ峰グループの御曹司の俺のこと拒むんだ……」 そしてまたニヤッと笑う。 どうしてだろう………この笑みに何故か少し惹かれるあたしがいた。 ※