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バシッ
「…ッ」
どろどろとした意識の中起きようともがいているといきなり頬に痛みが走り、意識が無理矢理引き戻される。
うすく目をあけるとそこに映ったのはさっきまで自分の首を絞めていた少女。
そう頭が認識した瞬間、あたしは気持ちの悪い眠気から一瞬で目が覚めた。
そして、思わず後ずさろうとする……
しかし、動けなかった。
あたしのすぐ後ろはもう壁だったからだ。
そして前にはその少女……
縛り付けられてないだけましだが、完璧に四面楚歌の状態だった。
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