すると白山は照れたようにはにかみながらこう言った。 「俺だってあんなにもやもやした終わり方嫌いだしよ…… それにあの龍ヶ峰がそこまで信用してくれてるとは知らなかったしな……」 「て、てめぇ!!全部聞いてたのかよ!!!!趣味わるっ!!!!!」 「うっせぇな、聞きたくて聞いたわけじゃねぇよ。 ただ………ただ、やっぱ優花は龍ヶ峰といた方がいいなって思っただけだ。」 そう言い残すと白山はくるっと振り返りドアに向かって歩いていった。 右手をひらひらと振って私たちに別れの挨拶をしながら…… ※