「あ、ここだよ。」 龍ヶ峰さんはそういって左にあるドアをガラッとあけた。 「先生いないかぁ……困ったね……とりあえずそこら辺に座って。」 そういうとガサゴソと薬棚を勝手にあさりはじめた。 そして氷をいれる氷嚢に氷を入れてあたしに渡してくれた。 「打ったところ冷やしといた方がいいよ。」 『あ、ありがと…ございます……』 すると思わずドキッとするような笑顔でニコッと笑われた。 ※