「約束忘れんなよ。」
そう言って龍ヶ峰はあたしの顔を一瞬も見ずにドアの向こうへ消えた。
いつもの香りがまだあたしをほのかに包んでいた。
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チーン
ホテルでよくみかるあのベルが1回なる。
ちなみにここは地下にある一室。
多分決闘用の部屋………なのかな?
一つの大きな机を挟んで龍ヶ峰と白山が睨み合っている。
そこの間にいるのはカードを切る男の人。
緊迫した空気にあたしは押しつぶされそうになりながらあたしは少し高くなっている玉座みたいな所に座っていた。
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