「白山、随分と余裕だな。
別に勝負の方法をお前が決めたって俺があいつをもらうことは決まってんだからお前が決めてもいいぜ。」
内心はびくびくして震えているのに周りには強がってやたら大きな声で吠える犬のように俺は白山に言い捨てた。
誰にも自分の心を悟られないようにするのは慣れている。
慣れているはずだが……手の震えだけはなぜか止まらなかった。
白山は仮面を被った俺の顔を見ると少し眉をひそめ、口を開いた。
「なら決めさせていただく。あとで後悔すんなよ。
勝負は……いかさま無しのポーカー三回。んで………いかさました方はこの学校から追放とかはどうだ?」
「そのゲーム、のった。」
二人の視線が絡まりあう。
奥まで澄んでいる白山の綺麗な目が自分には少し痛くて自分から目を逸らす。
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