コンコンッ
「「失礼します。」」
教室の扉よりも重くて大きな木製の扉を開けると落ち着いた色のふかふかの絨毯が俺等の足を優しく出迎えた。
そして理事長と顔をあわせるために前を見る。
「あれ……?」
隣から俺と同じ疑問を持ったらしい白山の間抜けな声が聞こえる。
そんな声も出てしょうがないと思う。
俺等の目の前の巨大な王座にちょこんと座ってるのはぱっと見おれらより幼く見える少女だった。
その少女は俺らを見るとぱっと顔をほころばして、てちてちとこちらへ走ってきた。
「龍ヶ峰くんと白山くんですねっ!!
私は理事長の雪白悠と申しますわっ。」
………………こいつが理事長だと?!?!
「あの……失礼だとは思うんですが、何歳ですか?」
俺の心を代弁するかのように右にいる白山が質問をしたとき、俺の横に風が走った。
おそるおそる風が走った右を見ると白山の顔、一センチの所で理事長の拳が止まっていた。
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