...... 「はじめまして、白山です。 これからよろしくね、龍ヶ峰くん……」 差し出された右手に自分の右手を重ねると白山の手に紙が挟まっていることに気付く。 なるべく自然にその紙を奪い、中身を確認する。 そこには整った字で 【決戦は五日後。絶対優花をお前から奪うから。】 と書いてあった。 冗談じゃねぇよ……… 俺はその紙をぐしゃりと握り潰した。 ※