その王子様はあたしの上に跨っているそいつを見ると怒りを露にした。 一方あたしの上に跨っている男はすごく驚いた様子でポカンと口を開いたまま固まった。 王子様は音もなくあたし達に近づくとその男を足で蹴ってベッドから床へと落とし、首を軽くしめながら壁に背中を押し付けた。 「汚ねぇ指で、俺の所有物触ってんじゃねぇよ。」 冷たく鋭い言葉を吐いてその男に凄みをきかすとそいつは泡を吹いて気絶した。 王子様それを満足したように見るとパッと手を離した。 ゴトンッと頭が床に落ちる音が響く。 ※