白銀真里亜の髪を一房とり妖しく囁く。
「綺麗な髪の毛だな………それに整った顔をしてる……
お前は………高く売れるよ。」
するとどこか怯えた声で白銀真里亜が聞き返した。
「えっ?……売れる?」
「そう、売れる。
どんなやつに売ってほしい?
どっかの社長のおっさん?
その辺の汗まみれのサラリーマン?
どっかの御曹司のおもちゃにでもしてもらうか?」
するとそいつは顔面真っ青にして焦りだした。
「あ、あたしが戻んなかったらお父様が………」
「自殺に見せ掛けて死んだことにすればいい。」
冷酷に言い放つとそいつは涙をぽろぽろと流しだした。
「お願い、許して!!!ねぇ、お願いだからっ!!!!」
※
