『いったぁ…………』 後頭部を打ったらしくてジンジンとした痛みが頭を包む…… そのときだった………なんと、龍ヶ峰さんがあたしに手を伸ばしてきたのだ!!!! 「大丈夫?」 『あ………はい…………』 周りの目が気になったが自分だけじゃ立てなさそうなので、龍ヶ峰さんの手につかまってよろよろと立つ。 「保健室行きますか?」 『いえ、自分で行くんで……大丈夫です……』 ぺこりと一礼するとあたしはロープの外側に出て校舎へとよろよろと歩いた。(さすがにみんな道をあけてくれました) ※