「なぁなぁ想、弥生は??」 「しらねぇよ………」 「なら、優花ちゃん知ってる??」 『さ、さっき外に行ったからまだ近くにいると思うよ!!』 動揺を悟られないように早口で言い切る。 「そっか……なら探してくるわっ!!じゃな!!」 そういって光一君は外へと走って行った。 ………気まずい沈黙が流れる……… それを先に破ったのは龍ヶ峰だった。 「あ、明日までにあの規則の本覚えろよっ!!」 明らかに動揺しながら違う話題を出す龍ヶ峰にあたしはちょっとはにかみながらはーい、と答えた。 ※