帝は五人の貴公子が全員出ていったのを確認してかぐやに話し掛けた。
「もう大丈夫だよ?」
「まっじでビビったぁ……ほら見て! まだガクガクして……?」
帝が俺の頭を撫でる……。
「怖かったんでしょ?」
「……うん」
「ま、かぐやが隠れてくれたおかげでやりやすかったけど」
「え?」
「かぐやが隠れなかったらあいつ宥める手段が……暴力しか……」
「帝あぶな……」
「でもちょっと格好良かったでしょ?」
「……うん。格好良かった……」
「本当か?!」
って俺何言ってんだ?!
「ち……ちょっとだけだもんっ! ちょーっとしかカッコいいって思わなかったもん! 本気になったわけじゃないし?!」
「はいはい……」
「もう大丈夫だよ?」
「まっじでビビったぁ……ほら見て! まだガクガクして……?」
帝が俺の頭を撫でる……。
「怖かったんでしょ?」
「……うん」
「ま、かぐやが隠れてくれたおかげでやりやすかったけど」
「え?」
「かぐやが隠れなかったらあいつ宥める手段が……暴力しか……」
「帝あぶな……」
「でもちょっと格好良かったでしょ?」
「……うん。格好良かった……」
「本当か?!」
って俺何言ってんだ?!
「ち……ちょっとだけだもんっ! ちょーっとしかカッコいいって思わなかったもん! 本気になったわけじゃないし?!」
「はいはい……」


