気を失った姫を布団まで連れて来る。

可愛い顔して寝てるなぁ……べっ……別にやましい気持ちなんてこれっぽっちもない!

これから小袿を脱がしちゃったり、あんなことやこんなことしちゃおう! なんてこれっぽっちも思って……、

「ん……っ」

か、可愛い……っ!

前言撤回。

しちゃお、って考えちゃった……ごめん姫……。

でも姫が可愛すぎんのが悪いんだよ? 噂以上だし想像以上だし。俺だって十代の男なんだ!

これは可愛すぎだろ。

据え膳食べても良いですか? これ。







嗚呼、そういえば噂通りのことが一つ。

「まぶしい……」

ホントに明るいんだよ、姫って。起きてる時に比べたらだいぶ暗いけどさ。

これじゃぁ寝れやしねぇ……。